私の大切な友達

写真家の下坂厚さんは、私の大切なお友達です。
彼は、46歳の頃に若年性認知症と診断されました。
京都市内にある介護事業所の広報部としてお仕事をされている傍ら、
写真家、講演家としてもご活躍されています。(彼と友達になったのは、講演活動を始められてからです。)


私たちは、2023年3月にグレイン主催「だんない、だんないカフェ」という認知症と診断された方が、1日限定でホールスタッフとして働くカフェをOPENしました。
その際に写真撮影を彼にお願いし、それ以来お会いするタイミングがなくて。久しぶりにお話を拝聴してきました。
対談形式でのお話でしたが、彼の発言は、以前と変わりなく本質をついているし、私はいつも共感しています。

私が印象に残ったキーワードは、

迷惑かけたらあかん
経済的な不安
悪いイメージをプラスにしたい
お金を持つことの大切さ
良かれと思って先回りされること

若年性認知症であろうと、そうでなかろうと。
人として生きていく上でのキーワードと同じではないでしょうか?

彼の素晴らしいところは、
「何か面白そう。」と自分の気持ちが動いたことにチャレンジしてみる。
自分軸があり、
束縛されることなく、
自分の意思で決定している。
(奥様とも共有している。)

私が彼の追っかけしていた頃から、
(講演会があるたびに参加していた時期がありました。笑)一貫して
『認知症カフェではなく、(認知症の当事者)本人たちが出会える場をつくりたい。』とおっしゃっていました。
認知症カフェではない、居場所、出会いの場。

講演後、ランチをしながら、近況報告をしました。
母のことや畑のこと、孫のことを聞いて下さって、とても嬉しく、私ばっかりが話していました。
私は、今日の講演の中で話されていたことの感想や質問をしました。

▼二人とも優柔不断でメニューが決まらない。

彼を通じて感じることは、関わる人が、全て。
また、自分自身がこうありたい。
少し頑固なぐらいで良いと感じています。

こらからも、友達としてお付き合いすることを約束して、お別れしました。
ありのままの下坂厚
ありのままの田中亜由美でありたいな。

私にとって、大切な人から
『パワフルだから、年齢よりも若く見えるね。』って、褒めてもらえた。笑

今日も心晴れやかに過ごせますように!