最高の微笑み

7日ぶりに実家へ。
夕方から不穏になり、
辛かったご様子。

私が到着すると
満面の笑みを見せてくれた母

「おかえり。」
(ウルウル・・・)

わたしは、離婚して、別の場所で住んでいました。
父の介護のため、実家に出戻り。
そのころから、ずっと、子小声で
「お邪魔します。」って、玄関を入ってた。

なぜか、「ただいま。」って、言えなくて。

初めて、妹に「おかえり。」って、言ってもらえた。
「ただいま。」って、戻ってきたらあかん場所だと思っていたのかもしれない。どこか、他人行儀な感じで、ずっといてた。

不思議な感覚。
「おかえり。」
「ただいま。」

母の入院の2日前
孫(わたしの子どもたち)にも会って欲しくて。改善すると思うけれど。
今の環境より、過ごしやすくて。

悪い風には考えたくないけど・・・

今日のあの笑顔をたくさん見ることができますように。

一人で眠ることにも不安がある母
携帯電話持ち込み不可
大丈夫だろうか。

母の大好きだったハーモニカ
わたしは勇気を出して、「ハーモニカどう?」って。
(もし、きなかったら自信喪失させるだけ。)

やっぱり、母は躊躇した。
ハーモニカの向きがわからない。
あんなにピカピカだったハーモニカが曇っている。

母は、見事に演奏した。
伴奏入りで。

スマホに記録した
母の弱々しい「夕焼けこやけ」
わたしの宝物がまた、増えた。