支援する側、される側
能登半島地震2次避難先での支援での気づきが沢山あります。
(今、私の頭の中は色んな菓子パンの種類があるように色んなことを模索しています。ごちゃ混ぜ状態です。)
第1回目は、4月上旬
2回目に向けて荷物の搬入5月2日
5月7日から12日まで、第2回目の片山津温泉入りをしています。
珈琲のご提供
春夏物の衣類のご提供
書道の時間やまちの保健室を開催しました。
前回の2泊三日の効果もあり、顔見知りになることが出来ていたようで、「また、会えたね!」「お変わりありませんか?」などの声を掛け合い、再会を喜び合いました。
顔見知り以上、ご近所未満の居場所づくり「おたがいさん」地域共生プロジェクトとして、わたしたちは活動しています。
滋賀県大津市で認知症カフェを
8年間実施している経験を生かし、「何かできるかも!」
直感的に動きました。
被災者支援は、瓦礫撤去などの力仕事だけと思い込んでいましたが、わたしたちもできることがある。
寄り添うのではなく、
共に同じ時間を過ごす。
春夏物の衣料をどれにするか、
選んだり
書道は苦手だけど、
編み物ならできる。
ぺちゃくちゃお話ししながら、編み物をされる姿もありました。
教える人、教えられる人という関係性が避難されている方同士で構築できる。
私たちはきっかけを作っただけです。
(ここが大事)
家族以外の誰かと話すことの重要性。
一人ぼっちじゃないと感じる時間。
支援される側、支援する側の関係性を超えた、人とひととの繋がりを大切にする。
これが共生であると思います。
被災者であっても、なくても。
色んな状況の人が混ざり合う。
肩書きなんか関係なくて。
発災直後に鬱を再発された男性の笑顔が脳裏から離れない。
奥様「ここに来て、こんなに笑顔になった主人を初めて見た。」
顔見知りのご婦人「初めて声を聞いたわ。食事の時も黙々と食べてたから。」
ご本人「本当に嬉しい。」
両手の指で、ハートマークを表現して下さった。
この男性と精神科に入院した母とがオーバーラップし、複雑な心境になった。
わたしたちとの出会いが、誰かの「生きる」の中に刻まれるって、
素敵だなと。
今を生きる!
頂いた命を使い切る。
そんな感覚になりはじめている
自分に驚きを隠せない。
雨の片山津での新月。