認知症とおしゃれ

なるべくノーメイクを目指しています。
素肌で勝負!笑

理由は、なるべく不要な物を肌から吸収したくないからです。
でも、老化には逆らえません。
化粧水ひとつにしても、肌に染み込んでいく物とそうでない物があります。
パウダーのノリも下地によって全然違います。
見た目大事です!

実は、私、離婚してからお化粧に興味が湧いてきたのです。
「娘に教えてもらいながらお化粧の方法を身につけました。」と言っても過言でないぐらいです。

認知症の症状が現れ始めた頃、母はよくボヤいていました。
「私は、化粧水と乳液、別々がいいねん。」と。
妹がお金を管理するようになり、母は自由に買い物ができなくなりました。
妹は、使いやすい物、安い物で選択をしていたのです。
それは、オールインワンの化粧水で、母の使っていたメーカーでない物だったのです。
母は、とても不服に感じていました。
母との対話がここにはありませんでした。

私だったらどうだろうか。
同じ気持ちになると思います。
おしゃれして出かける場所があること。
いくつになっても、お化粧をすることは大切なことです。

ふと、自分ごとで考えた時にアイシャドウも、マスカラもいつまで自分でできるのだろうか。
ビューラーで瞼挟んだら痛いし。
手が震えて上手につけることができるのかな。
腕が上がらなくなったら、ドライヤーするのも大変だわ。
ヘアアイロンなんでもってのほか。火傷だらけになりますよね。
そして、仮装しているような仕上がりになるかもしれません。笑

そんなことを感じながら、毎朝、鏡の前でメイクする私です。

いくつになっても
どんな状況になっても
美しさを忘れることのないよう日々努力したいものです。

女性らしく。