チームオレンジ

2023年6月認知症基本法という法律が成立しました。
ざっくり言うと、「認知症があっても、暮らしやすいまちづくりをしましょう。」となります。
そのためには、2025年までに都道府県市町にチームオレンジを設置しましょう。ということも盛り込まれておます。
市町の行政が ” コーディネーター ” として、チームオレンジがうまく機能するようにコーディネートします。その” コーディネーター ” の研修があり、お仕事として登壇させて頂きました。

私の活動からの気づき。住民としての立場の私がコーディネーターさんに伝えていこと。
もし、私がリーダーなら。と言った内容です。

このような施策は、チームオレンジを作ることが目的になるケースが多いので、注意が必要だと思います。
また、住民主体で活動することが望ましい・・・ボランティアで。
私は、いつもこの部分に違和感を感じています。

また、ご本人の本質は、信頼関係が成り立った上で、たわいもない話の中でポロッと出た言葉やふとした表情の中に本音が見えたりします。その部分をキャッチできるかという感性も必要だと私は考えています。
そこにコーディネーターやリーダーの大きな役割があると思います。

私たちのやっている活動も、「チームオレンジという枠にしま〜す。」となった場合は、行政にその旨を伝える必要があります。(行政はここで1カウントできます。笑)

でも、私はしません。

” 枠 ” が嫌だから。
その仕組みをメンバーの皆さんにどこまで理解して頂けるのか。その説明に時間をかかけるのでれば、他にしたいこともあるし。
連絡調整の時間を疎かにしたくないし、丁寧に、ゆるく、そっと。温かいものにしたいから。

ひと昔前の暮らしで、ひと昔前の関係性。

例えば、縁側でまったり、お茶を啜りながら目の前の風景を楽しむ。

例えば、井戸端会議のような情報交換の場で、キャッキャ遊び回る子どもたちの姿を老いた人が温かい眼差してみつめている。

例えば、採れたての野菜と足りない分の醤油を交換する。

そんな関係性が自然にできれば、チームオレンジ。認知症と言われる人を囲で・・・
チームオレンジの構造は、
『支援する側、される側』という関係性が助長されるのではないでしょうか。
だから、” 枠 ” は、嫌だ。

自分自身の感性を磨ける1日にしたいものですね。
では、では。

今日は、ナカマチ放送局から、10時から生放送です。