セルフレジ

「認知症になったら何もできなくなる。」
認知症のイメージを尋ねるとそのような答えが多くあります。

洗濯機の操作がわからなくなったり
火の消し忘れがあったり
同じ食材ばかりを買ったり

そんなことが続くと家族は不安になり
今でやっていたことを取り上げてしまいます。
良かれと思って。

母の洗濯のこだわりや
化粧品のこだわり
親としてのこだわり等など
させてもらえなくなりました。
良かれと思って。

認知症の症状が進行するにつれ、母もどんどん苦手なことが増えてきました。
どんどん自信を無くしています。
私も母の遺伝子が埋め込まれています。
認知症になる可能性はあります。
(皆さんも長生きすればそうなる可能性はあります。)

言葉で自分の思いを表現できなくなったり
話したい内容も忘れたりします。
コミュニケーションがとりずらくなり
お互いにストレスが増します。

もし、そうなっても心豊かにその症状と付き合っていけるように”備え”をしたいと私は考えています。
私の洗濯物のこだわり
私の食器を洗うときのこだわり
私の掃除のこだわり

こだわりばかりでなく、苦手なことも知る、備える必要があります。

苦手なことを発見しました。
私の苦手なものは、セルフレジです。

バーコードの読み込みが悪いこと
狭いスペースで商品を袋詰めする作業
レジによってお金を入れる場所が違うこと
イライラしてくるんです。笑

ユニクロ、GUは、カゴを指定の場所に入れただけでお会計ができる。
あのシステムは大好きです。

母のこだわりを知っていると母のストレスも軽減できるのだと思います。
母の言葉にできない不安やモヤモヤが減ることで母も心穏やかになれるのだと思います。
主介護者でない私はもどかしさを抱える日々。明日の入浴介助親孝行を楽しみます。

雨上がりの朝
素敵な1日になりますように。