映画「かくしごと」

初めてエンドロールでまた涙する私。とても大きく感情が動いた。
(中盤から号泣)

認知症の症状があってもできることが多くある。
(母を通じて理解している。)

苦しんでいるのも本人
(これも)
戦っているのも本人
(これも)
認知症の中核症状が周辺症状となってしまうこと
(理解しているつもり。)

奥田瑛二さんが見事に演じてらっしゃった。
杏ちゃんの心の変化も私の胸に刺さった。

関根光才監督 2作目の長編作品
カメラアングルや昭和的な感じ
自然の音色
有名なキャストは3名
(私の知る範囲で 笑)

リアル感、臨場感が増していた。

親子の間には色々な確執があることが多い。私もそう。
母を慕っている風にはしていたけど
本当は好きではなかった。
(母は知らない、はず。)

頼みもしていないのに草引きに来たり、頼みもしていないのに物を買ったり
自己肯定感が低く、父の悪口ばっかり聞かされた幼少期

今でも赦せない私がいる。

真面目すぎる母に育てられた私は
真面目すぎた。



その呪縛から開放されようとしている。(呪縛を作っているのは自分の意識)

・・・はず。
musibiの仲間や今まで出会ってきた人たちのおかげで。

たぶん・・・

今思うと、私の根底にある母への怒りは認知症の症状もあったのかも。

母との楽しい思い出がない私。
(でも、きっとあるはず。記憶を消している私。)

この映画を観て
認知症の症状の苦しみに私は恐怖した。母への後悔とこれから何ができるのか。

不安が私の中で、錯綜している。

色々な感情・・・
自分の中にいる「悪魔と神」

命には限りがある。
その人らしく
自分らしく生きるために。

私が社会に対して何ができるのだろうか。生きた証を残そう。
「私と生きて良かった。」って、
感じる人が増えたら幸せだな〜。

私もあなたと生きることができて幸せです。