亡き母のこと

母が亡くなったのは、2025年10月14日
あと7日で、一か月

毎日が目まぐるしく過ぎていく。
めまいを感じる日もある。

母への無念を押し殺しながら、淡々と仕事をする毎日。
母が亡くなったことよりも、母のために使われなかったお金。
遺産相続することで、母の無念が晴れるのか。
そうでないことは、わかっている。

「無念」と思っているのは、私の感情だから。
母は、それで良いと思っていたのだろうか。
いや、知らなかったのだから。

妹との生活に息苦しさを訴えてた母
母と妹の共依存
認知症と診断されて、親の通帳を管理する無職の妹
管理していた証拠に適用欄には、事細かく書かれている。
しかし、ある日から管理をしていないような数字が通帳から消えていく。

両親は、お金に苦労してきたそうだ。
私が専門学校へ進学するために土地を手放し、私が結婚するときには父の退職金を当ててくれたとか。叔父から聞かされた。両親からは、何も聞かされていない。

妹は、身体が弱く入退院を繰り返していた。
今ある彼女の命は、母の懸命な看病のおかげである。
母は、病弱に産んだ妹に介護してもらうことが辛いと、私に訴えていた。
空っぽの財布で、お出かけする母を見ているのはとても辛かった。

親心

お金を持たせてもらえなくなったのは、認知症と診断されて間もない頃だった。父が転落事故により、入院したときに彼女は当家のお金として、全てを管理することになった。

おかしなはなし

母は少しのお米をいつも分けてくれた。

『バレるとあかんし。』
袋を二重にして、その上には布を被せてこっそり、居候していた部屋に置いてくれた。
そんな親心を最後まで忘れない母

認知症???

診断名をもらっても、「その人はその人」であるのに・・・


お金を全て管理する必要はないのではないか?
その人が大切にしてきた暮らし方は、どのようなものなのだろうか。
それを対話する時間

小っ恥ずかしくて:・・
記録として、何かに残すことでお互いに〈心地よい〉時間を過ごすことができるのだと思います。

その前提として、価値観が、人それぞれである。

と、いうことをしっかりと認識する必要がある。
そして、ストレスフリーな状態であること。

親のお金と自分のお金の区別かつかなくなった妹
母の生活を守ること、先祖から受け継いだ土地を守ること、自分の生活を維持すること

全て切り離して、考えることが大切だと私は考えています。