親孝行

ゴールデンウィークということで、
「田中家全員!」と、音頭を取ってくれる娘婿に感謝です。

元旦那さん「船路に行ってたん?」
私「いや。母入院したから。」

認知症の人が、薬の調整で入院するとどうなるのか。
介護事業所を経営、勤務していた
元旦那や娘は容易に想像がつく。

介護に関心のない2人の息子には
この状況がピンとこない様子。
(これが一般の人の感覚)

母の最期になるかも知れない
ハーモニカ演奏を孫娘は熱心に聴いてくれた。
何度も
何度も
なにか感じるものがあるのかな。

「そんなことするか〜」
娘の涙腺は崩壊。
妹の思いを優先したことも理解してくれているし
あのままの状態では母の精神的状態が良くないことも理解してくれている。

でも。
でも。
やっぱり、

お米を研いでも
豆の筋取りをしても
パジャマをみても

感情が揺らいでしまうわたし。
もう少しこの感情の揺らぎを味わうことにしようと思う。

27年前、長男が生まれてくれた日
「端午の節句に男の子が生まれた。」と、喜んでくれた両親にありがとう。

親孝行したいと思った頃には、
親はなし。
今までの母ではなく、
これからの母へ、
わたしなりの親孝行をしたいと思う。