寄り添う介護

過去最多 5時間で12回
20分に一回電話対応
仕事にならん1日でした。
「何かいつもと違うしんどさやねん。」

母の症状が宜しくない日でした。
妹は、母と距離を置くために出かけることがあります。
妹は、「慣れてもらわないと働きに行けないから。その練習」と言いますが。
身体までが不自由になってきた母は、日中一人でいることが困難な状況です。
どれだけ、不安で、
苦痛を味わっているのか。
ネグレクトのようにも感じてしまう。

デイの回数を増やすことが、母にとって快適に過ごせる環境になると思うのですが・・・
主介護者(妹)の価値観とお財布状況と相談しながらとなります。

しかし、しかし、どうしたものか。

私が母の酷い状態を体験したのは、今日が初めて。
妹には頭が上がらない。

・母の苦痛を排除してやれる方法
・入院となったら。
・母が穏やかに命を仕舞うには。
・妹の寂しさは。
・覚悟と選択

そんな中、大津市認知症キャラバン・メイトフォローアップ研修
医療法人南草津けやきクリニック宮川正治院長による「認知症の理解とケア」を拝聴させて頂きま

「認知症を生きることの辛さ」
「1番に困って、不安で、苦しんでいるのは本人」

認知症の人に何をしてあげたらよいのかよりも、自分が認知症になったらどうありたいか、どうしてほしいかという視点で考えてみませんか。(室伏君士先生の言葉)

今の私たちは、どうなの?
これでいいのか?

会うたびに衰弱していく母。
このままで良いのだろうか?

宮川先生から、たくさんのことを教わり、共鳴したことがいくつもあります。
その中で、「私は、努力や根性が好きではありません。認知症は進行するのだから、努力しなくてもできる方法をすれば良い。

今の母に、手すりなしでの立ち上がりや、介助なしでの寝返りがどれほど苦痛なのか。
できないことを少しだけサポートすることで、まだまだ、苦痛なく出来ることがある。
私は、こっそり、そっと介助しているけど、妹との価値観の違いで・・・

母が今までの母でなくなっていく。母の老いていく姿をしっかりと受け止め、母の思いに寄り添った介護をしたいものです。