母の手を温める

超ーーー簡単な健康法があります。

それは、” 自分で自分の手をさする” こと。
様々なツボがあり、
身体がポカポカしてきます。

母の手は、水仕事をした後のように冷たい時があります。
母はいつも自分の手を見つめながら
「男の手みたいやろ。血管が浮いてるし。」余り好きではないようです。

その手はとても頑張ってきました。

草引きをしたり
しめ縄のヒゲを切ったり
鮒寿司を漬けたり
２人の子どもと
３人の孫を育ててくれた母の手。

今はシワクチャで、とても冷たい手
私の手で温めてあげたい。

私は、母と離れて暮らしています。

その母から、電話の嵐になる日があります。妹が外出している日です。

「（妹の名前）が働きに行くことになるから、一人では不安やし来て欲しいねん。」
「今留守やから、お米あげようと思ってな。」
「私の病気はなんなんや？」
「しんどいし、寝てもいいやろか。」
「鍵かけといてもエエやろか。」などなど。

あれだけ働いていない妹のことを心配していたのにいざ、働きに出そうになると不安で仕方ない。
自分自身の認知機能、ADLが著しく低下していることを理解しています。

母の手をさすって、
安心してもらいたい。
すぐにでも。
毎日でも。

でも、私には、” 私の人生がある ” ので、軸をブレることのなく
母の介護に携わっていきます。

今日は、雪模様です。
母の手は、氷のように冷えているだろうな。

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鮒寿司は、滋賀県の特産品　
近江国の最高珍味
古来のすしの一つです。
鮒を塩漬けしてからご飯による本漬けを経て、自然発酵し熟成したもので独特な香りと発酵による酸味が生まれています。
写真のものは、友達が新年会の際に差し入れてくれました。
感謝感激でございます。