認知症と働く

母が話してました。
「わたしまだまだ働ける。働きたいねん!」
診断されたのが、64歳か、65歳ごろだったと記憶しています。
(現在は、ご存知の通り、入院中)
母は、お金に対する執着の強い人でした。
社交的で、何やかんやと小銭を稼いでは私に横流ししてくれていました。笑
母が自身の母からそうしてもらっていたように。
私が経済的に苦しかったことを知っていたから。
それが母なりの愛情表現だったのだと思います。
その当時は、とても助かっていましたが、決して自分のために使うことなく、母の見立て通り生活費に回していました。
認知症と診断されると、多くの場合、「お金」は誰かの管理下に置かれてしまいます。
デイサービスへ、お財布を持っていくことは基本的に禁止されています。
母の場合も診断されてから、妹が通帳を管理しています。
騙されたり
無くしたり
同じものをなん度も買ったり
色々なリスクがあります。
デイサービスで繰り広げられるやり取り
食事後に「お代金のお支払いを」とご利用者。
そうなりますよね。笑
お出かけするのに財布を持たずに出ませんものね。
私たちも
認知症の症状のある人も一緒じゃないの?
おでかけには、お財布持ちますよね〜
母は、認知症と診断されてから、〈自由に使えるお金〉がなくなった。
↑ 妹が悪者ではなく、多くの場合はそうなるケースがある。ということです。
だから、「働きたい」となっていたのだと容易に想像ができます。
お金に対するブロックは、私もあります。
なくなると不安です。
だから、お金は沢山欲しいですよね。笑
「労働」に対する対価=お金
しかし、私は認知症の方が「働く」ということは、「労働」に対する対価=お金ということよりも、社会的存在価値を認められるることに繋がるのではないかと考えています。
「自分自身が誰かの役に立っている」
その価値をお金として受け取ることができたら、認知症の方の生きがい、存在価値が認めらることになります。
元気になりますよ〜。
認知症の症状がある高齢者さん
夜もぐっすり眠るんじゃないかな〜。
それが接客業だと尚更、素敵な循環だと私は思います。
【笑顔とありがとうの循環】ができるって、最高だと思いませんか?
認知症の方の症状は、人それぞれですし、その時々で違うことが多くあります。
適切なサポートと環境整備によって、社会に一員として活躍できる職場を創出したいと私は考えています。
新たなチャレンジ!
まずは、ここまでの妄想にしておきます。
万が一、自分自身が認知症と診断されたら、自分で構築した仕組みの中で働きたい。社会に貢献したいんです。
ただそれだけで、ビジネスモデルを模索しています!