メイクすること
母は、まだ入院しています。
医療的保護入院という名の入院です。
家族が倒れないように。
妹の社会復帰のために。
私の〈生きる〉のために。
今は、老人ホームの順番を待っている状態です。
私は認知症の母の介護よりも、「自分自身の生きる」を選びました。
精神的、経済的に自分自身が自立することを優先しました。
誰のために生きるの?
自分のために生きないと!
離婚するまでの私は、誰かのために生きていました。私は、後回しでです。母もそうでした。
母は自分が楽しむよりも、人のことを優先して生きてきた人でした。
「そんな母の面倒を見ないのか?」
〈自分の生きる〉を優先するのか?
罪悪感を感じる時期がありました。
しかし、母の人生は、母の人生です。
子どもの人生は、子どもの人生です。
大切な存在であるけれど、別物です。
でも、母は母。会いたくなりますね。
どんな思いで毎日を過ごしているのだろうか。
自分でできることもだんだん減ってきていると聞いています。
やっぱり、福井県敦賀市は遠いですね。
月一回の面会をすると、心の中で誓っていましたが、12月は行けませんでした。
1月は、必ず会いに行こう。
感染症予防のため、窓越し面会か・・・
それも、少し気持ちが遠のいている理由です。
母が老人ホームに入居できたら、まず、何を一緒にしようか?
ありのままカフェに参加してもらおう。
ありのままカフェに参加するためにメイクをしてもらおう。
化粧水して、乳液して。
(オールインワンは嫌だ!と言ってたから。)
鏡をみて、お化粧している時に思い出します。
母のつるつる、ピカピカの頬を。
私も母の真似して、ばしゃばしゃ、くるくるして、母流のマッサージを真似しています。笑
母は、決してお化粧が上手なわけではありませんが、デイに行く時も、お買い物に行く時も必ずしていましたね。
お化粧を。
病院では、できないけど。
桜が咲く頃には、母の退院が決まるといいな。
2024年3月母が入院する日は、「母が退院するときは看取りの時」と思っていたけど、妹の環境も変化し、色々と思うところもあるんだろうなと思います。
老人ホームの申込もうと思う。って。
洗濯物のこと、洗濯物を取りに行く交通費や時間。一人で住んでいることの寂しさ。
私は、想像しかできないけど。
彼女なりの色々な感情があるのだと思います。
どうか、春にはみんなの笑顔が揃いますように。
今日もピリッと冷たい風が吹いていますが、素敵な1日になりますように。