やりたいことをやり続けること

健やかに生きるためには
やりたいことができる環境が大切だと考えています。

認知症と診断されると、介護する家族は、当事者が今までやっていたこと、できたことを取り上げるケースがあります。良かれと思って。

私の母の場合だと、洗濯、調理、買い物。そして、自由に使えるお金を取り上げられてしまいました。
洗濯は、洗剤を入れる場所を間違えたことで、妹が洗濯することに。
調理は、鍋焦がしや味付けが出来なくなたことで、妹が担当することに。
お買い物は、お金を持たせてもらうことが出来なくなったのです。
自分で選んで、買い物をすることは、とても大切です。

妹の声かけで「生活リハビリ」として、一緒にやってましたが、症状が進行するに従い出来なくなることが多くなります。(現在は、要介護3に区分変更中)

認知機能が低下したある母の
「生活リハビリ」
今ある機能を生かし続けるサポートは、支援する側の心の余白が大切だと思います。初期段階で、できる機能を維持するために色々な工夫を妹はしてくれていたと思います。

タイトルの「やりたいことをやり続ける」というのは、義父の生きる姿を見て、感じたことです。
89歳になり、年相応の物忘れはあります。話すスピードや会話の内容も変化してきました。それは、当然のことですが、ひ孫を見つめる眼差しや日頃の生活にはハリを持って暮らしています。


認知症と診断されて、変わってしまうのは、周りの私たちです。

「認知症の人」
私は、認知症カフェの開催しても、当事者の方の困りごとを聞くことはしません。分かりやすく表現すると、健常者の方と同じ関わりをします。配慮するべき箇所にアンテナを立てながら。

心のアンテナを生かして、気づくこと。心の余白を持ちたいものですね。