わたしが母の立場だったら

「また、溝ができてしまったな。」
「無理せんように。」
「・・・元気出して。」って、娘がわたしにかけてくれた言葉。

母が入院してから3日後のこと
娘「すっきりしたな〜」それ以外の言葉が見つからなかったと娘が言いました。母の部屋には、もうベッドがないから。

(万が一、妹がこのblogを読むことになったら。)

この揺れ動くわたしの感情は、書き留めておきたい。これでいい。
味わい尽くして、手放したいから。

でも、やっぱり、心が痛む。

母らしさを大切にしたい。
母らしさを持ち続けて欲しい。

「顔洗ったかいな?」
「お化粧したいわ。」
どこへ出かけもしないのに毎日そう話していました。
母の鏡台に化粧水はまだあるのかな。病院では、それもだめ。女性らしさも奪われました。

無表情になってしまった母。

もし、わたしも母と同じような立場になったら。
娘がこのような判断をしたら、
辛くて辛くて仕方ない。
また、鬱になってしまう。

どうにかして、母を病院から介護施設へ。自宅での介護は、看取りの時期になってから。それは、妹と相談しました。
でも、特養への入所をゼロにすることは、相談していなかった。

・・・はず。

また、わたしたち姉妹の溝ができてしまいました。

最後になるかも知れないハーモニカ演奏の動画はわたしの宝物です。
赤とんぼ
むすんでひらいて
演奏終わってから、母は

「陽菜ちゃん(ひ孫)
もう、知ってるか?」

母らしさで生きていて欲しい。
ごめんね、お母さん
もう少し待ってね。

「みゆちゃんどうしてる?」
孫娘のことを案じる母。

来週も面会の予約を入れたわたし。懲りもしないで・・・