話し相手

娘夫婦が声をかけてくれて、総勢11名のBBQで賑やかな時間を過ごすことができました。

元旦那さんには、結婚していない兄がいます。半年後には、還暦になると思えない若さです。笑
その二人のご両親は、ご健在です。
私の父は亡くなっています。
母は認知症状態悪化のため入院。
私にとって、義理であっても大切にしたい存在のお二人です。
(義)父は、昭和10年生まれ
(義)母は、昭和16年生まれ

母「梅干し、今年も上手にできたかどうか分からんのやけど。」
そう話しながら、私に梅干しを一粒手渡しました。
(私 味見することに。)

母「お茶入れるわ。」
(半強制 笑)

梅干しだけを食べるのは、胸焼けするので苦手なのですが、言われるままに30分ほど話し相手することになりました。(話し相手も固定されているので寂しいのでしょう。)

母からすると、義姉になる方が102歳でご存命
(元旦那さんの父方の姉)
俳句を長らくされていて、足腰も100歳過ぎているとは思えない。
(私の理想とする老い方)

年齢のこともあるので、転倒が最大のリスクです。
玄関には、「新聞をとりに外に出ないこと。」との張り紙があるそうですが、そんなのお構いなしで毎朝の楽しみの新聞をとりにでるそうです。

「なんで、そんなこと制限されなあかんの!」と、102歳の老婆が言います。

私は、心の中で「ごもっとも!」

転倒されて困るのは、息子さん。
勿論、ご本人も痛いですし、避けたいところ。
しかし、ご本人の自由、楽しみを周囲の人のリスクヘッジのために制限する。

良かれと思っていることが、本人の意欲やADLの低下になっているのではないでしょうか?
親子関係ででも、施設でも同じようなことが起こっているように思います。

誰にとっての制限なのか。

本人の気持ちを優先し、周囲の者は覚悟する方法もあると思います。
(そうなった時は、そうなった時)
勿論、十分に対話をすることがベースです。

義母の話し相手をして、私なりに気づいたことを記してみました。

今日も心穏やかな1日でありますように。