介護保険保障制度

大抵の方は、必要になってから申請する場合が多い介護保険申請について記録します。

先日、司法書士の友達とランチをしました。

介護保険制度の仕組みや使い方を知らない方がまだまだ多いことについて、意見交換をしました。

「75歳以上になったら、全ての人が介護保険認定を受けるような仕組みにしたら良いのでは?」
というアイディアが出ました。

主治医が、「年齢的にも申請をした方が安心ですよ。」と勧めても「
私を年寄り扱いするのか。」
「認知症扱いするのか。」との声が上がります。
不必要に介護保険サービスを受ける必要はないですが、万が一の際にはとても助かる仕組みです。

一つの事例です。
恥骨骨折した80歳代独居(女性)は、介護保険申請をしていませんでした。骨折して、2週間が経過しています。
手すりは、お試しで利用。
車椅子は、福祉用具会社のご配慮で、通院のために貸してくださいました。(要介護2以上でないとレンタルできない。)

ここで、色々と感じました。
救急外来、包括、福祉用具、主治医、認定員少なくとも5名以上の方が関わっています。

救急外来では、高齢の親に子どもが付き添って待合室で待機しているにも関わらず、結果を息子同席なしで終わる。
包括支援センターの方のヒアリングでは、緊急性を感じなかったのでしょうか?
この2週間で全くと言っていいほど改善していません。
逆に腰痛まで起きているようです。
ADL低下しています。
(ご家族は、痛みがなくなったら今まで通りに動けるだろうと。)
ベット生活だったにも関わらず、
骨折してから床の上で寝ています。

生活環境面のアドバイスが
何もない。
誰からもアドバイスはない。
介護保険制度だから???

私は、家族やご本人の意思を尊重して、大きなお節介をし過ぎないようこころがけているつもりです。

ケアマネを早急につけて、プランを立てる必要があるケースだと思います。
(私だったら、そうする。)
息子さんたちにも疲れが見えています。生活リズムが変化していますので、少しづつ辛くなっていると思われます。

本人や家族のことを第一に声かけする人もなく。
地域共生はどこへやら。
(介護保険制度が本人だけの支援)

なのに地域共生???

多分、自分の業務範囲を超えないように。
認定が降りてからのサービス開始。
症状固定していない状態での介護認定は、あまりオススメされない。
そんなバカな!

そんなことを思う毎日です。

ひとやすみ、ひとやすみ。
お通じも整い、良い感じになってきました。