名前で呼び合う関係性

私の世代は、子育て中「〇〇ちゃんのママ」というのが当たり前でした。
介護中の場合だと、「認知症の方とそのご家族」、「当事者の方とご家族」といった具合です。

子育て中でも、介護中でも、私はわたしです。
できることなら。「氏」で呼ぶより、「名」で呼び合う関係性が心地よいと私は感じています。
人それぞれの価値観ですから、正解はありませんが・・・

先日、あるお二人の認知症のご家族と暮らしてる方とお話しする機会がありました。
別々でお話ししたのですが、お互いの価値観が近くてとても嬉しかったです。
介護しながら、在宅ワークをしている方
介護しながら、通勤してお仕事をしている方

その中で、LINEで「〇〇さん」と呼んでもらえたことが嬉しくて。
*名で呼んでいます。私のことを亜由美さんと呼んでもらうことにしました。
彼女がこう話しました。
『認知症カフェなどの集いの場所では、「〇〇さんの奥さん」と言われるの。』
これは、世代間ギャップだと思うのですが、でも、私は強く彼女に共感しました。
付属品じゃないし・・・一個人として、関わることって大切だと思います。

「認知症の人」「障がい者の人」「当事者の方の奥さん」という区別をするから、共生という概念を本質的に理解できないのでしょうか?
少し表現的にも難しい話になりましたが・・・

私は、わたし。
あなたは、あなた。
一個人としての関係性は、名前で呼び合うこと。
話のはじめに、「〇〇さんにとって、」と、話のはじめにお名前を呼ぶとさらに親近感が湧くのではないでしょうか?

そんなことを意識しながら、会話して見てください。

今日も素敵な1日になりますように。