認知症バリアフリー
〈認知症バリアフリー地域づくり推進事業〉という、少しお堅いこともやっています。
地域をデザインする!手探りで色々と仕掛けています。
私にとってのキーマンは、
京都府認知症応援大使下坂厚さんです。
当事者として、精力的に活動している彼をリスペクトしています。
ブレることなく生きている姿に大変共感しています。
今回は、コミュニティ・バンク京信さんの会場をお借りして、京都府認知症応援大使 下坂厚さんと対談の撮影をさえて頂きました。
今回は、短期間でしたがミニ写真展を開催いたしました。
その最終日
滋賀県認知症バリアフリー地域づくり事業として、「認知症のバリアーはどんなことがあるのか。」
「お金」にスポットを当てて、お話をしました。
お金は、自由を手に入れるもの。
選択する楽しみに繋がる。
生きる力になる。
と私は考えています。
母は、主介護者の妹にお金を管理してもらっていました。
母からすると〈取られた〉になります。叔母からも、妹は叱られていました。
「親の年金は、親のものや。」
妹は、母の介護のために仕事を辞めています。
収入源は、母の年金。
貯蓄の切り崩し。
少しの畑で、食費の節約。
珍しくないケースです。
「何度も話し合い、納得できる形にした方が良い。」と、下坂さんからアドバイスを頂きました。
「どうせ忘れるだろう。認知症やし。」
いえ、いえ。
そんなことはありません。
お金に対する執着は誰しもが持っています。
お金があることで、選択できる。
お金がないと、「何食べたい?」と、訊ねても、「なんでもいい。」になってしまうのです。
食べる意欲が下がり、生きる意欲が下がるのです。
認知症の症状があっても、出かけることがあります。
出かけるときには、財布を持って出かけない人はいないと思います。
デイサービスへ出かける時も、基本的には金銭の持ち込みは禁止です。
トラブル回避のためです。
わかります。
でもね・・・
お買い物先でも、色々な工夫があれば、まだまだ、お買い物も楽しめます。
生きる意欲に繋がります。
認知症の症状のある方にとってのお金の大切さ、今一度、考えて頂けたらと思います。
自分ごととして。
▼支店長さんと。
いつもありがとうございます。