専門性
認知症啓発活動に当事者がなくてはならない存在になっている。
それは、認知症基本法というものが施行されたからです。
当事者を真ん中に!
当事者の声を聞こう!
当事者の思いを尊重しよう!
地域共生を推し進めるために滋賀県の「認知症バリアフリー地域づくり推進事業」なるもにも私自身も参画している。今年から始まった事業なので、大変手探りな部分がある。
当事者のことを理解しようというけれど、まずは、人と人なのでお互いの関係性、距離感を構築する必要がある。
どこまでフレンドリーになれるのか。
まずは、「認知症」という冠を外す必要がある。
人として・・・
私が持っている資格は、日商簿記2級、珠算2級、保険販売できる資格ぐらいしかない。介護の資格はなにひとつない。あるのは経験だけ。
介護現場で、訪問介護、訪問入浴、デイサービス介護職員、デイサービスや認可外保育園を経営したいたぐらい。
経験があるって、凄く強みだと思う。私だけでなく、皆さんのそれぞれの経験が素晴らしいのです。
昨日の講演会に登壇された社会福祉士の方が話されていたこと。〈専門バカ〉資格があるからと、マウントの取り合いにあることがある。資格があることで、専門性で尖ろうとすることもある。しかし、そうなると大切なものを見失ってしまう。そう、話されていたことが印象的だった。
「ニーズ」にばかり、目が行きがちだが、「デマンド」(無駄なこと)の方が重要なこともある。
その無駄なことの裏に寂しさがある。ここが肝だと私は思う。
私が関わっている若年性認知症の男性は、絵がとても得意でその作品をLINEで送ってくれる。私は、いつもその度にコメントを入れる。
この小さな関係性がとても大切だと思う。
専門性は、勿論大事です。
でもね・・・
まずは、人として関わること、大切にしたい。
▼高校生のようなピース(笑)下坂厚さんと